
歯周病菌ギンギバリス菌で肝炎になる理由
歯周病菌は、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の境目にたまり、そこから血管を通って全身にめぐります。
多くの歯周病菌は、白血球によって退治されますが、強いギンギバリス菌は、生き残って免疫機能をかいくぐって血液の最終処分場である肝臓にまで到達してしまうことがあります。
ギンギバリス菌の侵入を感知した肝臓は刺激物質を分泌して菌の退治を始めます。この時、健康な肝臓の場合は、
刺激物質の影響を受けないので、特に影響はありません。しかし、脂肪肝などの肝臓に何らかの障害がある場合は、
肝臓が炎症を起こして肝炎へと進行してしまうことがあります。
☆定期的な歯科検診をお勧め致します。
非アルコール性脂肪肝炎 NASH(ナッシュ)
アルコールを摂取しない人でも肝炎になるNASH(ナッシュ)と呼ばれるものがあります。脂肪肝が原因で起こる
肝炎です。歯周病菌もこのNASHへと進行させる原因の1つと考えられています。非アルコール性脂肪肝炎も放置
しておくと肝硬変、肝臓ガンの引き金になるとのことです。
便秘も肝炎の原因になる可能性あり
便秘と肝臓は関係がないと思われてきましたが、実は関係があるとのことです。便秘や下痢などの症状がよく起こると
いう方は、要注意です。便秘になり悪玉菌が増えると、腸の壁を通り血管の中を悪玉菌が通って肝臓に到達して肝炎を引き起こす可能性があるという事です。
いびきが肝炎の原因になる可能性あり
いびきに関係する、睡眠時無呼吸症候群が関係している。
睡眠時無呼吸症候群になると呼吸が上手く出来ないので、血中の二酸化炭素が増えてきます。そうするとホルモンの一種であるレプチンという物質が分泌されます。
このレプチンが肝臓を硬くするという事です。この結果、肝臓が悪くなるということがわかっています。
脂肪肝の改善方法
日常生活で階段を意識的に使う、軽い運動、食べ過ぎないことが脂肪肝予防になります。肝臓には、脂肪がつきやすいが、落としやすいという特徴もあり、比較的 脂肪肝を改善させやすいです。