
血糖値スパイク(グルコーススパイク)が引き起こす病気
① 脳梗塞
② 心筋梗塞
③ がん
④ 糖尿病 など
血糖値スパイクとは、簡単に言うと、血糖値がジェットコースターの様に乱高下する常態のことです。
普段から血糖値がずっと高い状態の糖尿病と違って,食後2時間で急激に上がって、その後は急激に下がることです。
食後血糖値が140mg/㎗を超える様でしたら問題になってきます。
血糖値スパイク(グルコーススパイク)の症状
☆ 眠くなる。だるくなる。
☆ イライラすることが多い。
☆ 食べてもすぐに空腹感。
☆ 集中力が欠如。
☆ 判断力が欠如。
血糖値スパイクの原因
血糖値スパイクの様な血糖値の乱高下は、糖質の摂り過ぎによって起こると言えます。 糖質というのは砂糖とかご飯、パンなどの炭水化物です。
① 糖分を食べる。
↓
② 胃や腸でブドウ糖に分解される。
↓
③ 吸収されて血管に入る(血糖値が上がる)。
↓
④ インスリンが分泌される。
↓ ⑤ 血糖値を脂肪などに変えたり、細胞の中に入れる。
↓
⑥ 血糖値が下がる。
↓
⑦ インスリンの分泌がおさまる。
体の中では、誰でもこんな形で糖分を吸収しています。
糖分を大量に食べたり、朝食を抜いたり、食事の間隔をあけすぎると当然、血糖値は上がります。
すると、大量のインスリンが分泌されて急激に血糖値を下げさせます。
この流れが血糖値スパイクになっています。
短期の睡眠障害、過度の飲酒も血糖値スパイクを起こす原因になるとのことです。
これを放置しておくと、脳梗塞、心筋梗塞、がん、認知症、糖尿病を引き起こすといわれています。
予防と対策
☆ 糖分の多い食事をさける。
☆ GI値の低い食事を摂る。 注1
☆ 食べる順番に気を付ける。 「野菜」⇢「肉・魚」⇢「ごはん・パン」
☆ ゆっくり食べる。
☆ 食後すぐの15分程度の運動。(日常的な動作でもよい)
注1…GI値とは血糖値の上昇スピードを表す。
GI値の低い食べ物 GI値の高い食べ物
・春雨、そば、玄米、きのこ、 ・白米、パン、にんじん、じゃがいも、
葉物野菜、大根、ナッツ、 かぼちゃ、チョコ、せんべいなど
ブロッコリー、チーズ、
ヨーグルト、牛乳など