現在日本人の5人に1人は睡眠時に何らかの障害を抱えているとされています。
睡眠不足は高血圧、糖尿病、動脈硬化といった生活習慣病の原因になるとも言われています。
☆睡眠の質が重要
睡眠中は深い眠りの「ノンレム睡眠」と浅い眠りの「レム睡眠」を繰り返しています。レム睡眠中は基本的に筋肉が動かない様になっていますが、脳は活動をしており夢をみています。そして一晩にノンレム睡眠とレム睡眠を4~5回繰り返します。ノンレム睡眠にはレベルがあり最も深い眠りを得られるのが最初の1~2回、寝入ってから約3時間の深い眠り⇒ノンレム睡眠に達すれば脳も体も休ませる事が出来る為、朝起きた時に「ぐっすり寝た」という満足感を得られる事が出来ます。
寝入ってから2~3時間後に成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは単に「成長」を促進させるだけでなく「細胞の修復」や「疲労回復」に役立っています。肌、皮膚や内臓の細胞も新しいものに入れ替える「ターンオーバー」は成長ホルモンによって行われます。その為、成長ホルモンを若返りホルモンと呼ぶ専門家もいるほどです。
明け方になると、成長ホルモンに代わってコルチゾールというホルモンが出ます。コルチゾールは体内に蓄えられた脂肪をエネルギーに変えるホルモンで体が目覚める準備を始めるのです。
睡眠の質が良くないと成長ホルモンが十分に分泌されていないうちにコルチゾールの分泌が高くなってしまいます。睡眠不足だと翌朝に肌のコンディションが良くないと感じたことはありませんか?それは
成長ホルモンが十分に体に行き渡っていないからです。
☆質の良い睡眠の為に必要なこと
・体内時計を合わせる
朝、太陽を浴びてから あまり時間をおかず 朝食を摂る。
・入浴は湯船につかる
入浴はシャワーで済ませるのではなく、40度位のぬるめのお湯にゆっくりつかるの
が効果的です。
・軽いストレッチ
お風呂上りに手首や足首を伸ばすといった軽いストレッチを行う事も質の良い睡眠
につながります。
・胃腸を休める
就寝前の食事は床に就く3時間以上前に済ませ、胃腸を休めてから寝る。また、質の
良い睡眠の為には、体を温める食事を選びましょう。
人は、高い体温が下がる時に よく眠れます。
・目覚めは、目覚まし時計より光で起きた方が良い。
今の現代人は、いろいろとストレスが体に負担をかける事が多いので、人間らしい生活を心がけると良いでしょう。