シャワーより湯船
暑いからと、シャワーだけで済ませていませんか。
まず入浴の習慣を見直してみましょう。
暑い時期こそ、湯船につかることが疲労回復につながります。
入浴では「血行促進」「リラックス」などの効果が得られます。
栄養や酸素を運ぶ血液の流れが良くなるので、体内の細胞の修復も速まり、疲れが取れやすくなります。
エアコンによる冷えと、外気の暑さとの寒暖差は自律神経を乱し、疲れが出やすくなる為、お湯でリラックスすることは夏場も大切です。
汗まみれの体を清潔に保つのにも、シャワーより入浴が効果的です。
湯船で体を温めると皮膚の毛穴や汗腺が開き、汗臭さの原因である皮脂汚れも落ちやすいです。
お湯の適温は38~39度。入浴時間は15分程度が良いとされています。
湯船が苦手な人は、入った時に心地良いと感じる温度で時間短めでかまいません。
ただし、日中に汗をかいているので、入浴中や入浴後には水分補給をしましょう。
また、暑さで体があまりに疲れ、軽い熱中症のような症状がある時は入浴にこだわらない方が良いです。体調を落ち着かせることを最優先させます。
食材は豚肉がおすすめ
食生活にも気を使いましょう。
食事の乱れは数ヶ月後に体の不調として出ます。秋から冬にかぜをひきやすい人は、夏場に栄養不足になっていることがあります。
食事に必要なのは、① ご飯やパンなどの糖質を含む主食
② 肉や魚、卵、大豆製品などのタンパク質や脂質を含む主菜
③ 野菜などのビタミンやミネラルを含む副菜
そうめんだけ、肉だけ、などの偏った食事は夏バテを招きやすいです。
夏にお薦めの食材は豚肉です。
糖質をエネルギーに効率よく変え、疲労回復効果の高いビタミンB1を豊富に含んでいます。
外食でも冷やし中華やビビンバのような、主食に肉類や野菜も一緒になった一皿料理なら、夏の栄養補給に適しています。
入浴や食事のコツ
入浴 ① 湯温38~39度、入浴時間は15分程度が体に負担をかけず疲れも
とれやすい目安
② 入浴で毛穴や汗腺を開き、肌の汚れや汗を落とす
③ 入浴後は水分補給や汗取りをする
④ 就寝の1時間~1時間半前には入浴を済ませる
食事 ① 主食、タンパク質を含む主菜、野菜中心の副菜を1セットで食べる
② 毎食が難しい場合は、1日単位で栄養バランスをとるようにする
③ 外食ならご飯や麺類と肉、野菜が一皿でとれるようなメニューを選ぶ