必須アミノ酸 肉に豊富
脂肪の取り過ぎには注意
人間の体は水分が約60%を占め、残りのほとんどはタンパク質でできています。
人間の体を作るタンパク質は、20種類のアミノ酸から構成されていますが、困ったことに、
その20種類のうちの9種類のアミノ酸は体内で合成することができません。
食事の形で外部から摂取することが必要です。
これらは必須アミノ酸と呼ばれています。
大豆製品はタンパク質を含んでいますが、私たちの体に不可欠な必須アミノ酸の含有量は、
肉に遠く及びません。植物性タンパク質だけで生きていくには、膨大な量の野菜を摂取する必要があり、野菜だけで健康な体を作り上げることは困難です。
一般的な肉としては、牛肉、豚肉、鶏肉が挙げられます。
どれも必須アミノ酸を豊富に含みます。
アミノ酸以外の体に良い栄養素も多く含んでいて、豚肉はビタミンB1が豊富で、体の代謝に
不可欠な物質で疲れを取る効果があります。
油分を落とす料理法
肉が不健康というわけではありません。
肉に含まれる脂肪が動脈硬化、すなわち「血管のさび」につながるのです。
肉料理も脂肪を取り除けばヘルシーです。
簡単な健康法は、ステーキの脂身のような、目に見える脂肪食べずに残すことです。
鶏肉は部位によって、メリハリのついた脂肪の付き方をしています。
ささ身や胸肉といった脂肪の少ない部位を選ぶだけで、簡単にヘルシーな肉料理作ることができます。
「脂肪が毒」というわけではありません。
確かに取り過ぎは「さび」の原因になりますが、もともとは体に必要な栄養素なのです。
脂肪に気を付けつつ、バランスよく肉料理を食べることをお勧めします。