痛みにつながる意外な生活習慣

 腰痛、頭痛、ひざ痛、現在長引く痛みで悩む人は、なんと推計2000万人。

しかも、その多くは原因が不明と言われています。

 

  意外な生活習慣

 

 ・スポーツをしなくなった

  若い時などスポーツをして鍛えていた人が、スポーツをやめると筋肉が収縮して硬くなります

  す。その筋肉が周囲の筋肉を常に引っ張ることが原因となって腰、首などに痛みが生じる事が

  あります。筋肉の硬さが原因となっている場合は筋肉の柔軟性を高める事が重要です。毎日

  こまめにストレッチをすることが大切です。

 アキレス腱ストレッチのイラスト(女性)

 ・十分な睡眠が取れていない

  熟睡できないと脳が休まらず、痛みを遮断する成分が放出されにくく、痛みが感じやすくなり

  ます。睡眠時無呼吸症候群の人は熟睡できず痛みを感じやすい傾向にあるそうです。

  (通常、痛みが脳に伝わるとセロトニン、アドレナリンといった神経伝達物質が放出され、痛み

  の経路を遮断します。その為ちょっとした痛みでは苦痛を感じません)

 

 ・寝酒

  眠る前にお酒を飲む寝酒は、眠りには落ちますがアルコール分解物質のアセトアルデヒドが

  眠りを浅くします。深い眠りを妨げ、痛みを感じやすくさせてしまうそうです。ただし、お酒

  を飲んでも就寝までに一定の時間を置けば大丈夫です。目安は、ビールなら500ml,又は、

  日本酒なら1合を飲む場合は就寝の2時間半前までにしましょう。

 

  意外な食べ物

 

 ・赤ワインとブルーチーズ

  赤ワインに含まれるポリフェノールやブルーチーズのチラミンなどが血管を収縮させる為に

  同時に食べると頭痛が起こることがあるそうです。

 

 ・パンやパスタなど小麦の成分が入った食べ物

  原因不明の体調不良の原因には「グルテン不耐性」の可能性があります。グルテンとは小麦な

  どの穀物から生成されるタンパク質の一種でパン、パスタ、ピザの生地、餃子の皮などにも

  多く含まれています。グルテンを摂ると小腸の粘膜が炎症。栄養素を吸収しにくくなり様々な

  不調が起こります。詳しい原因はわかっていませんが、健康な人でも突然グルテン不耐症にな

  る可能性があるそうです。

 

 ・チョコレートなどが片頭痛の原因になることもある

  頭痛の原因となりうる食材は、赤ワイン、ココア、チョコレートなどのポリフェノールを含む

  もの。また、ナッツ類も酸化した油が影響して頭痛の原因になることもあります。

   手術痕が原因で起こる身体の痛み「神経障害性疼痛」

 

 手術痕などが原因で神経が障害を起こし、痛みに過敏になる症状です。

痛みを察知した周囲の筋肉は慢性的な緊張状態に陥ります。

それが他の筋肉にも伝わり腰痛などの 直接関係ない部位の痛みとなります。

神経障害性疼痛は、手術で神経を切った人の5~10%、乳がん手術を受けた人のおよそ50%に

発症するとの報告もあります。