お風呂メソッド

  いいこと、いっぱい。お風呂の健康効果。

 

 

  お風呂でお湯につかると、疲れが取れて、身も心もリラックスできます。

お風呂につかるとき、科学的にも裏付けられている3つの作用が働いています。

1つめは、体を温める「温熱作用」

2つめは、お湯につかる事で体にかかる「水圧作用」

3つめは、体が水に浮こうとする「浮力作用」

これらの作用が働きあうことで、健康に役立つ様々な効果が生まれます。

 

  温熱作用

 

 お湯につかって体が温まると、血行が良くなり、これにより体内の老廃物や疲労物質を排出する働きが高まり、疲れやコリを遠ざけるのに役立ちます。

 

  水圧作用

 お風呂で全身浴をすると、体は腹囲が数センチ細くなるほどの水圧を受けます。この影響により、下半身に溜まった血液が心臓に押し戻され、スムーズな流れを促進。水圧が肺の容量を減少させるので、呼吸の回数が増え、心肺機能が高まるとも。

 

  浮力作用

 

 お風呂につかると浮力が働き、体重は約9分の1程度に。普段体重を支えている筋肉や関節の負荷が減少し、体全体の緊張をほぐすことができます。浮力で体が軽くなると、精神的にもゆったり。心身ともにリラックスできると言われています。

 

   入浴前にしっかり水分補給

 

 入浴中はたくさん汗をかきます。個人差はありますが、1回およそ300ml~500mlとも。

体内から水分が失われると、その分 血液が濃く、ドロドロになり、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが高まります。入浴前後にそれぞれコップ1杯の水分補給をしましょう。

  入浴でコリほぐし

 

 コリのおもな原因は、肩や腰回りの筋肉が緊張し、血行が妨げられているから。温熱作用や浮力作用が働くお風呂は、筋肉をほぐし、血行を促してコリを和らげるのに最適です。お湯につかって温まりながらゆっくり肩や首を回したり、首や目の周りに、温めたタオルをあてるのも効果的。

 

  入浴でぽかぽか

 

 体を温めようとして、あまり熱いお湯につかるのはNG。短時間しか入っていられない為、体を芯まで温める事が出来ません。38~40℃くらいのぬるめのお湯にゆっくりつかると良いです。また、お風呂上りに靴下をはくと、湯冷めしにくくなります。

 

  入浴でダイエット

 

 

 20分入浴した時の消費カロリーは、体重50㎏の人で約35㎉。同じ時間ゆっくりウオーキングした時と同じくらいのカロリーを消費します。また、入浴によって体が温まると、代謝がアップし、さらにエネルギー消費をサポート。水圧作用により、むくみの軽減も期待できるので、スッキリとしたプロポーション作りにも役立ちます。

 

     急な温度変化に注意

 

 体は急激な寒暖差を感じると、結果が収縮、拡張して血行が急激に変動します。

冬場、服を脱いでいきなり浴室に入ったり、お湯から上がってすぐ、寒い外気にあたると、血圧が上昇し、心筋梗塞や脳梗塞を招くリスクも。

家でお風呂に入る前には、浴室の床にお湯をかけて、あらかじめ温めておくなどすると良いです。