骨貯金 若いうちに

 体の成長発達には「旬」があるのをご存知ですか。

特に小学高学年から中学では、体力の基礎が培われる。それには運動という刺激が不可欠です。旬の時に体力ピークを高めておけば、加齢による衰えは比較的ゆるやかで済みます。

逆に発達期に能力を伸ばせないと、先の人生に影響してきます。

 

              

      ジャンプが形成促す

 

 子供の頃に運動をしないと、その後の私たちの人生で最も影響が及び得る臓器の一つが「骨」です。全身の骨は2~5年で入れ替わります。

骨の代謝を促すスイッチとなるのが、ジャンプ の様に骨に強い負荷をかける動きです。

骨細胞は刺激を感じ取ると、負荷に耐えられる強い骨に作り替えようとします。

逆に運動しないと、骨の形成は進みません。

 成長期は「十分なカルシウム摂取があれば、成長ホルモンと運動の相乗効果で、太く強い骨を作りやすい。〃骨貯金〃 を心掛けましょう。」

 

   骨貯金に必要なこと

 

 ☆ 運動による骨への負荷(ジャンプ動作が効果的)

 ☆ 太陽を浴びて体内のビタミンD合成を促進

 ☆ 月経があり、女性ホルモン分泌が正常

 ☆ 適度な体脂肪

 ☆ 骨の形成に必要な栄養の摂取(カルシウム、タンパク質、ビタミンなど)

 

   子供の運動

  高齢になってからの運動器障害を予防し、健康寿命を延ばすためにも、子供の頃からの対策が重要です。

ストレッチなどを指導することで約三カ月で状況を改善できます。

子供たちの運動器の問題を早期に発見し、治療したり、適切な運動法を教えたりすることが、次世代のためになる。