下半身の筋肉が落ちると病気になりやすい

 全身の筋肉の6~7割は下半身にあります。

下半身の筋力低下は50歳を過ぎたあたりから顕著に低下し膝、腰の痛み、むくみ、こむら返り、歩く速さが遅くなり、

60歳以降に症状が加速する人が多くなります。

 

 下半身の筋肉は全血液量の7割近くを蓄えています。

しかし、筋肉低下が起こると、毛細血管が消滅してしまい(ゴースト血管)、行き場を失った血液はやむを得ず上半身に移動するしかありません。

その結果、血圧上昇、心臓の冠動脈、脳動脈に血液が多くなると血液が固まったり、出血したりして、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血の引き金になってしまいます。

 

 「足腰が弱る」ということは、単に運動機能低下にとどまりません。

そこで予防として無理のない筋肉トレーニングをしたほうが健康寿命が延びます。

 

  アキレス腱ストレッチのイラスト(女性)